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ベランダビオトープで栽培できる植物

記事May 31st,2018
Jun. 13th,2021
ベランダのちょっとした空間で生き物を飼育する“ベランダビオトープ”。そのベランダビオトープで栽培できる植物について。

ベランダビオトープで栽培できる植物

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栽培できる植物の条件

ベランダビオトープは屋外なので屋外の環境で栽培できるものである必要があります。屋内水槽でよく育成される水草には日本の四季の水温の変化には適応できないものが多く、水草であれば何でも育てられるわけではありません。

しかし、水面の上に照明や濾過装置などを設置する屋内の水槽に比べると邪魔になるものがないので屋内では栽培しづらい水面から高く成長する植物も栽培できます。さらに、一般的な屋内であれば特殊な照明機器が必要になるような大きな光量が必要な植物も栽培することができ、選択肢は多いです。

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植物を入手する方法

ベランダビオトープで栽培する植物はほとんどの場合どこかで購入することになります。スイレン、ハスなど流通量が多い水生植物はゴールデンウィーク頃から夏のはじめごろまでホームセンターの園芸コーナーで入手することができます。ネット通販ではより多くの種類や品種の植物が時期を選ばずに入手可能です。水槽内でも育成される水草であれば熱帯魚店や通販などで年中入手できます。

自生しているものを採取する方法もありますが、生えている場所が私有地であったり、誰かが育てているものであったりする場合もあるのであまりおすすめできません。また、寄生虫や病原菌などの意図しない生物が付着して侵入する可能も高いので注意が必要です。

水生植物

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スイレン

ベランダビオトープで定番の水生植物で水面に丸い葉を浮かべ、6月から8月ごろにきれいな花を咲かせます。

丈夫で比較的育てやすいです。冬には枯れてしまいますが、温帯性のスイレンであれば土の中の部分は越冬でき、翌年新たに葉を出します。姫スイレンなどそれほど大きく成長しない品種もあり、狭いベランダビオトープにも最適です。

スイレン
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ハス

ハスは最初はスイレンのように水面に浮葉を浮かべますが成長すると水面よりも高い立ち葉を伸ばします。7月から8月ごろに花を咲かせます。

冬には枯れてしまいますが、土の中の部分は越冬して翌年新たに葉を出します。大型になる品種が多く、栽培するには大きな容器が必要になります。

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カキツバタ

カキツバタは古くから親しまれる日本の古典園芸植物の一つで、5月から6月ごろに花を咲かせます。

比較的丈夫で育てやすく、抽水性なので根元が水に浸かっていても栽培できます。冬には枯れてしまいますが、土の中の部分は越冬して翌年新たに葉を出します。同じアヤメ科でよく似ているアヤメや花菖蒲は株が常に水に浸かった状態での栽培には適していないので注意が必要です。

カキツバタ
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シラサギカヤツリ

シラサギカヤツリは北アメリカを原産地とする湿地性植物です。外国原産ではありますが、白い鷺のような花を咲かせ、風情ある見た目で水盤などでも栽培されます。

栽培は比較的容易で、6月から10月ごろにかけて次々と花を咲かせます。根元が水に浸かっていても栽培できます。寒冷地では地上部が枯れてしまいますが、土の中の部分は越冬して翌年新たに葉を出します。

シラサギカヤツリ
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オモダカ

オモダカは田んぼなどでもみられる雑草で、3枚の花弁の素朴な花を8月から9月ごろに咲かせます。園芸種としては北アメリカ原産のナガバオモダカやヒメオモダカが流通しているほか、オモダカの球根を食用に改良したものがおせちにも入れられるクワイです。

抽水性で根本が水に浸かっていても栽培することができます。冬には枯れてしまいますが、土の中の部分は越冬して翌年新たに芽を出します。

ナガバオモダカ
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デンジソウ

デンジソウは水生のシダ植物で、かつては田んぼの雑草として知られていました。現在では水草として栽培されることが多く、葉の形が四つ葉のクローバーに似ていることから「ウォータークローバー」の名でも流通しています。深い水中では水面に葉を浮かべるようにして育ち、浅い水中では葉を水面より上に伸ばして育ちます。

屋外では冬には葉が枯れたような状態になりますが、根茎は冬を越して翌年新たに葉を出します。

デンジソウ

水草

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マツモ

世界中に分布する沈水性の水草で、昔から金魚の飼育に用いられる金魚藻として知られています。水中を漂うようにして成長し、根を張ることはありません。

植え込みたい場合は重りなどをつけて固定する必要がありますが、日が当たらない部分は枯れてしまいます。比較的丈夫で環境が合えばどんどん増えていきます。日本でも自生し、屋外で越冬できます。

マツモ
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アナカリス

金魚藻として栽培される沈水性の水草の一種で、学校の実験でもよく使われるオオカナダモの別名です。

丈夫で成長するのが早いため、他の水草に比べると頻繁に間引かないと水中を埋め尽くしてしまう場合があります。水中を漂うようにして成長しますが、茎の途中から根を出して底床に固着します。5月から10月ごろに水上に小さな白い花を咲かせます。マツモと比べると茎が太く、存在感はやや大きめです。もともと外来種ですが逸出したものが野生化して寒冷地を除く全国で見かけられます。屋外で越冬できます。

アナカリス
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カボンバ

カボンバはハゴロモモ属に分類されるフサジュンサイなどのいくつかの水草の総称です。

金魚藻として栽培されますが、根付かせないとうまく成長しないのでマツモやアナカリスに比べると育成の難易度はやや難しめです。もともと外来種ですが逸出したものが野生化して本州や九州の用水路などで見かけることができます。屋外で越冬できます。

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ウィローモス

ウィローモスはミズキャラハゴケやクロカワゴケなどの水槽で栽培されるコケ植物の総称です。

物に着生する性質があり、流木や石などに巻き付けておくと着生します。うまく育つと小さい生き物の隠れ場所になる茂みを作ることができます。水中に漂った状態でも育成できますが、意図しない場所に着生してしまう場合もあります。国産種であれば屋外での越冬が可能ですが、種類によっては枯れてしまう可能性があります。

ウィローモス

浮き草

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ホテイアオイ

ホテイアオイはベランダビオトープでは定番の浮草で、ホームセンターの園芸コーナーでも入手することができます。浮袋状の葉を利用して水面に漂いながら成長し、美しい花を咲かせるので観賞用として人気です。

丈夫で日当たりさえよければよく増えるので栽培は容易です。水中に垂らした根はメダカの産卵床にとしても定番です。水深が浅く、根が底床に届く場合は根付きます。やや大きいので小さなビオトープには不向きです。寒さに弱く冬には枯れてしまいますが、一部でも残っていれば翌年また育つ場合があります。

ホテイアオイ
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ドワーフフロッグビット

ドワーフフロッグビットは丸く厚みのある葉が特徴的な南アメリカ原産の浮草です。

水中に垂らした根はメダカの産卵床にもなり、大きくならないので小さなベランダビオトープにもおすすめです。屋外での越冬はできないので冬には屋内に取り込む必要があります。

ドワーフフロッグビット
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ウキクサ

世界中に幅広く分布する水面を浮遊する水草で、水の流れのない池や田んぼなどでよく見かけられます。

丸く小さな葉から細い根を垂らし、日当たりが良いと繁殖して群生します。一年草で屋外での越冬はできませんが、うまく育成すると越冬芽をつくり、翌年発芽します。

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サンショウモ

サンショウモは細かな凹凸がある楕円形の葉が特徴的な水面を浮遊するシダ植物です。アジアやヨーロッパ、アフリカなどに分布し、日本では本州から九州にかけて自生します。かつては田んぼなどでよく見かけられましたが、今では希少になっています。

根のように見える水中葉を水中に垂らし、メダカの産卵床にもなります。大きくならないので小さなベランダビオトープにもおすすめです。葉が柔らかいので食害される場合があります。一年草で屋外での越冬はできませんが、うまく育成すると秋に胞子を残し、翌年発芽します。

サンショウモ
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