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メダカのいろいろ

Apr.29th,2018
メダカの基礎知識。

メダカとは?

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“メダカ”という魚

メダカ”はダツ目メダカ科に属する魚のことで日本で野生に生息するものはミナミメダカキタノメダカの2種類に分類されます。体長3.5cmほどで日本で最も小さい淡水魚で水がきれいな田んぼや小川、池など身近な場所に生息しています。江戸時代に金魚や鯉が観賞されるようになるより前から飼育されていたと言われ古くから人々に親しまれてきました。

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ミナミメダカとキタノメダカ

日本原産のメダカはもともと遺伝子分析によって生息する地域ごとに「東日本型」、「東瀬戸内型」、「西瀬戸内型」、「山陰型」、「北部九州型」、「大隅型」、「有明型」、「薩摩型」、「琉球型」の9つに細分される南日本集団と、それ以外の地域に生息する北日本集団ハイブリッド集団にグループ分けされていましたが、ともに同じメダカという1種類の魚とされていました。しかし、2012年に遺伝的に大きな分化が見られるとして南日本集団ミナミメダカ北日本集団ハイブリッド集団キタノメダカとして2種に分かれました。

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ヒメダカ

メダカというと“ヒメダカ”と呼ばれている黄色い体色の魚を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、ヒメダカは野生のメダカが突然変異によって黒色の色素を欠き、それを固定化したものであり、本来のメダカは“クロメダカ”として流通しているような黒っぽい魚です。しかし、江戸時代から親しまれる観賞用メダカの元祖であり、市場での流通量も多いためメダカ=ヒメダカとなるに至りました。自然界でも突然変異でヒメダカが見られることはありますが、黒いメダカに比べて外敵から目立ちやすいため生存率は高くありません。

メダカのオスとメスの違い
ヒメダカ
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メダカとカダヤシ

日本に生息してメダカによく似た魚にカダヤシがいます。蚊の幼虫であるボウフラを捕食することが“カダヤシ(蚊絶やし)”の由来でもともとアメリカ原産のカダヤシはボウフラを駆除する目的で日本に移入されました。もともと日本に生息していないカダヤシは強い適応力と繁殖力で分布を広げ現在では日本各地でみられます。メダカと違い卵胎生で繁殖するため、コンクリート護岸化されて卵を産み付ける水草がなく、メダカが棲めなくなった用水路などでも繁殖することができます。

卵胎生”はメスが卵を胎内で孵化させてから子を産む繁殖形態のことで、母親は卵ではなく子を産みます。

カダヤシは日本では特定外来生物に指定されており、許可なく生きたまま運搬したり、飼育することが禁止されています。メダカだと思って間違って採取して飼育すると罰せられますので注意が必要です。メダカとカダヤシはとてもよく似ていますが、背ビレの位置や尻ビレ、尾ビレの形で判別することができます。

カダヤシとメダカの違い
カダヤシとメダカの違い
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メダカの仲間

メダカはもともとカダヤシやグッピーなどとともにメダカ目(現在はカダヤシ目)に分類されていましたが、1981年に鰓弓や舌骨の構造にダツ目との共通点が指摘されてダツ目に含まれるようになりました。しかし現在でも旧分類のようにカダヤシ目に含めるべきとする見解もあります。こういった経緯からカダヤシ目に属するグッピーやプラティなどの熱帯魚は“メダカ類”や“卵胎生メダカ”などと呼ばれ、メダカの仲間として扱われることが多いです。

プラティ
“卵胎生メダカ”とされるプラティ

メダカの生態

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メダカの食べ物

野生のメダカはミジンコなどの動物性プランクトンや植物性プランクトン、ボウフラ、アカムシ、小さな昆虫やエビなどの甲殻類などを食べて生きています。蚊の幼虫であるボウフラを好んで食べるため、睡蓮鉢などに発生するボウフラを退治する益魚としても知られています。

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メダカの棲む場所

野生のメダカは流れの緩やかな小川や用水路、池などの浅瀬に生息しています。小さなメダカは泳ぐ力が弱く、また外敵も多いため、流れの速い場所や大きな魚がいる大きな河川や湖などではあまり見られません。

昔は水田の中でもメダカが見られましたが、現代の水田は用水路と自由に行き来できないうえ、冬になると水が抜かれてしまうためあまり見られなくなりました。また、生活排水によって水が汚染されたり、護岸工事などでメダカが卵を産み付けられる水草が減って野生のメダカが生息できる環境は次第に減っており、野生のメダカが見られる機会は少なくなってきています。環境省レッドリストには絶滅危惧II類 (VU)(絶滅の危険が増大している種)として記載されています。

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メダカの寿命

野生のメダカの寿命は1年半程度といわれていますが、飼育下では長いと5年ほど生きます。

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メダカの繁殖

メダカの繁殖シーズンは春から秋にかけてですが、とくに春から初夏にかけてが一番活発といわれています。メダカはオスがメスに求愛行動を行い、求愛行動は早朝に行われます。求愛がメスに受け入れられると交尾行動に移り、オスがメスを背ビレと尻ビレで抱きかかえるようにして寄り添って泳ぎます。産卵した卵はメスがしばらく抱えたまま泳ぎしばらくすると水草などに産み付けます。産み付けられた卵はだいたい7~14日ほどで孵化して稚魚が生まれます。稚魚は夏から秋にかけて成長して翌年には産卵できるようになります。

メダカの繁殖についてはこちら。
メダカの増やし方

メダカの飼育

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メダカの飼育

メダカは江戸時代に金魚や鯉が観賞されるようになるより前から飼育されていたと言われ、古くから観賞用としても人々に親しまれてきました。メダカは日本に生息する魚なので季節ごとの水温の変化に適応することができ、熱帯魚のようにヒーターを設置して水温を維持する必要がありません。また、小さく水質の悪化にもある程度耐えられるためボトルアクアリウムなど小さい容器でも飼育することが可能です。

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屋内で飼育する?屋外で飼育する?

メダカは日本にもともと生息する淡水魚なので一般的な熱帯魚と違い、屋内の水槽だけでなく屋外でも飼育することができます。屋外の場合は屋内の水槽で飼育するのに比べてかかる手間も少なく初心者にとっても失敗が少ないです。

メダカの屋外での飼育についてはこちら。
メダカの屋外飼育

屋外で飼育する場合“ビオトープ”で飼育するのがお勧めです。“ビオトープ”は本来は野生の生物を呼び込む人工的な水場のことで、最近ではメダカなどの生き物を屋外で飼育することもビオトープと呼ばれます。ビオトープはベランダにあるちょっとした空間にも簡単に作ることができます。

ベランダで生き物を飼育するベランダビオトープについてはこちら。
ベランダビオトープとは?

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改良メダカ

前述のヒメダカ以外にも観賞を目的としてさまざまな色や形のメダカが品種改良によって作出されています。これらの色とりどりのメダカは“改良メダカ”と呼ばれています。

改良メダカについてはこちら。
改良メダカ

その他

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メダカの雑学

メダカが海に?

メダカは淡水魚ですが、海水で生活することができます。メダカは他の淡水魚に比べて耐塩性が非常に高く、海に近く淡水と海水が混ざり合う汽水域でも繁殖することができます。また、時間をかけて徐々に慣らせば完全な海水でも生活することができるようです。メダカが耐塩性が高いのはもともと海に暮らしていた魚がルーツで河口付近、やがて淡水域へ生活の場を移してきた名残ではないかといわれています。小さくて遊泳力も弱いメダカが強い波や速い流れのある海を泳いで分布を広げること難しいですが、大雨で川から海へ流されたメダカが流れが穏やかになってから川へ戻るといったことが可能になります。

メダカという名前

メダカという名前は単純に目が高い位置にあることからメダカ(目高)と呼ばれはじめて広がったといわれています。

メダカの方言

メダカは日本全国に生息し、昔から身近な存在であったため地方によって異なるよばれ方をしていました。メダコ、メザカといったメダカに近いものから、アカサンビザッコ、ウキビンチョ、ウキヨメンタカメといったものまで3000を超える地方名があるといわれています。

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