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メダカの屋外飼育

Apr.29th,2018
ベランダビオトープでメダカを飼育する。

“メダカ”とは?

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メダカ

メダカはダツ目メダカ科に属する魚のことで日本全国に生息します。日本で最も小さい淡水魚で水がきれいな田んぼや小川、池などに生息している身近な存在で、観賞用としても古くから人々に親しまれてきました。

メダカの生態などについてはこちら。
メダカのいろいろ

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基本情報

大きさ

体長は通常3.5cmほどですが、飼育下では最大で5cm前後まで育つこともあります。

寿命

野生のメダカの寿命は1年半程度といわれていますが、飼育下では通常2~3年、長いと5年生きることもあります。

遊泳層

中~上層部で生活します。

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メダカの屋外飼育

メダカは日本にもともと生息する淡水魚なので屋内の水槽だけでなく屋外でも飼育することができます。自然の環境に近く、日が当たる屋外で育ったメダカはとても生き生きとしています。

屋内の水槽で飼育するのに比べてかかる手間も少なく、メダカの初心者にとっても失敗が少ないです。屋内の水槽で失敗続きという人はまずは屋外での飼育から始めてはいかがでしょうか。

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屋外飼育の利点・欠点

利点

飼育に必要な機材やかかる手間が少ない
人工的な環境である水槽に比べ自然な環境に近いのでフィルターやエアレーション、照明、ヒーターなど必要な機材が少なくて済みます。また、水替えや掃除、餌やりなどの手間も水槽で飼育するより少なくて済みます。

水生植物を栽培できる
日の当たる屋外ではスイレンなどの水生植物を飼育容器で一緒に育てることができます。

四季の移り変わりを感じることができる
メダカが春になると産卵したり、水生植物の花が咲いたりと屋外ならではの季節の移り変わりを楽しむことができます。

本来の生息環境に近い状態でメダカを飼育できます
本来メダカが生息する環境に近い状態で飼育することができるので丈夫なメダカが育ちます。

欠点

一年中観察できない
冬の間は水温が下がりメダカが冬眠状態になってほとんど動かなくなってしまうため、メダカが泳いでいる様子を見ることができません。

横からは観察できない
屋外飼育で使われる容器は透明でない場合が多いので水槽のように横からメダカが泳いでいる様子を観察することができません。

外敵に狙われる
鳥や猫などの動物に飼育容器を荒らされたり、メダカを捕食するヤゴなどの肉食性の昆虫が侵入する可能性もあります。

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メダカの飼育にはビオトープがおすすめ

ビオトープ”は本来は野生の生物を呼び込む人工的な水場のことで、最近ではメダカなどの生き物を屋外で飼育することもビオトープと呼ばれます。ビオトープはベランダにあるちょっとした空間にも簡単に作ることができます。ベランダに作られたビオトープを“ベランダビオトープ”と呼びます。

ベランダで生き物を飼育するベランダビオトープについてはこちら。
ベランダビオトープとは?

本来メダカが生息する環境に近い“ベランダビオトープ”は屋外でのメダカの飼育に最適です。

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メダカを飼いはじめる季節

メダカの飼育自体は一年を通して屋外ですることができますが、はじめる時期は考える必要があります。メダカは一年中熱帯魚店やネット通販で入手することができますが、販売店ではたいてい屋内の水槽で飼育されています。そういった環境で飼育されていたメダカを真夏で高温になっていたり、真冬で凍りつくような水温のベランダビオトープに入れると普通に水合わせしただけでは急な環境の変化で調子を崩してしまいます。真夏や真冬に屋外の飼育容器にメダカを導入するのが絶対不可能というわけではありませんがとても難易度が高いので、屋外での飼育をはじめるのは春か秋の一日の気温差があまり大きくない時期が最適です。

飼育環境

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水槽・飼育容器

水を溜めておけるある程度大きな容器であればメダカを飼育するのに使用できます。睡蓮鉢がビオトープの定番ですが、プランターやたらい、プラ舟などもお勧めです。

メダカは水中に溶け込んだ酸素を呼吸し、その排泄物は水を汚します。酸素不足になったり、水が水中のバクテリアが分解できないほど汚れたりしないよう飼育できるメダカの数には限度があります。メダカの適切な数は1リットルにつき1匹と言われていますので容器を選ぶ際の目安にすると良いでしょう。

たとえば8リットルの容量があるプランターで作ったベランダビオトープでは8匹のメダカが飼えることになります。ただし、メダカ以外に一緒に生き物を飼育する場合はそれらのことを考慮する必要がありますし、容器内に植物を植えた鉢などを入れている場合は入れられる水の量が容器の容量より少ないことを考慮する必要があります。

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飼育水

メダカの飼育に適した水質はpH5~9程度と言われていますので弱酸性から弱アルカリ性まで比較的幅広い水質に適応できます。

pH”は水素イオン指数を表す記号で溶液の液性を表します。pHが7付近の時は中性で7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性です。一般的な溶液はpH0~14で表されます。

水質を測るもう一つの指標である硬度についても比較的幅広く適応できます。たいていの観賞魚は軟水を好み、メダカも軟水のほうが適していると言われますが、メダカは海に近い水域でも生活できるので硬水で飼育できないわけではありません。

硬度”は水に微量に含まれるカルシウム塩やマグネシウム塩の量を表す数値のことです。カルシウム塩やマグネシウム塩が含まれる量が多い水を“硬水”、少ない水を“軟水”と呼びます。

色揚げや繁殖のために水質にこだわる人もいますが、普通に飼育するだけであればたいていの観賞魚を飼育するときほど水質に神経質になる必要はありません。日本の水道水の水質基準値はpH5.8~8.6であり、軟水の場合が多いので水道水で飼育のが一番手軽です。ただし、水道水に殺菌のために含まれる塩素はメダカにとって有害となるため必ずカルキ抜きが必要です。また、急激な水質の変化はメダカにとってストレスになり調子を崩して弱ってしまう原因にもなりますので、別の飼育容器にメダカを移し替えたりする時は水質を徐々に変えて慣らしていく必要があります。

カルキ抜き”は水道水に消毒のために含まれる塩素を除去することです。
水道水で飼育水を作る~カルキ抜きの方法

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水温

メダカの飼育に適した水温は18~28°Cといわれていますが、実際は水面が凍りつくような低温から40°C近い高温まで耐えることができます。冬の10°Cを切る低温では冬眠状態になってほとんど動かなくなったり、夏の30°Cを超える高温では食欲が落ち元気もなくなったりしますが、健康なメダカであればその環境も乗り越えられますので、冬に飼育容器全体凍ってしまうような地域でなければそれほど水温を気にする必要はありません。ただし、水質と同様急激な水温の変化はメダカが弱ってしまう原因になりますので注意しなければいけません。

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餌の種類

野生のメダカはミジンコなどの動物性プランクトンや植物性プランクトン、ボウフラ、アカムシ、小さな昆虫やエビなどの甲殻類などを食べて生きています。飼育下のメダカもミジンコやアカムシなどの活き餌を好んで食べます。ただ、活き餌も生き物なので世話をしないといけなくなり手間がかかります。一番手軽で初心者向けなのは人工餌です。熱帯魚店などに行けばさまざまなタイプの観賞魚用の餌が売られていますが、メダカの口に入る大きさの餌であればあまり選り好みせず食べます。栄養バランスを考えると何種類かの餌を日替わりで与えると良いかもしれません。しばらく水面に浮かぶタイプの餌のほうがメダカにとって食べやすく、また食べ残しも少ないため水を汚しにくいです。

餌の与え方

ベランダビオトープでは勝手にプランクトンやボウフラなどが発生してメダカの餌となるものがあるので屋内の水槽ほど餌を与える必要はありません。飼育しているメダカの数が少なければ全く餌を与えずに飼育することもできます。人工餌を与える場合は数分で食べきれる量を1日数回に分けて与えます。

その他

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繁殖

繁殖の難易度は高くありませんが、メダカは卵や稚魚を認識できず食べてしまうため親メダカから隔離する必要があります。

メダカの繁殖について詳しくはこちら。
メダカの増やし方

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屋外で飼育できるメダカ

原種に近いクロメダカから、赤みが強い楊貴妃メダカ、錦鯉のような三色メダカまで色とりどりのメダカが流通していて、どのメダカを飼育するか選ぶのも楽しみの一つです。ただ、屋外で飼育する場合、改良が重ねられた品種はヒメダカやクロメダカに比べると弱いところがあります。特にダルマ体型のメダカは冬を越すのにリスクを伴いますので気を付ける必要があります。

改良メダカについて詳しくはこちら。
改良メダカ

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混泳

同種との混泳

小競り合いを起こすことはありますが、どちらかが死んでしまうほど激しく争うことはありませんので、それほど気にする必要はありません。ただし、極端に大きさの違うメダカや、泳ぎが苦手なダルマ体型のメダカの混泳は餌の取り合いに負けてしまうことがあるので注意が必要です。

他の観賞魚との混泳

メダカは小さいので大きな魚には捕食されてしまいます。メダカが口に入る大きさの魚との混泳はできません。

苔や餌の食べ残し、死んでしまった生き物などを食べて飼育容器内を掃除してくれるミナミヌマエビやタニシをメダカと一緒に飼育するのが定番です。

ミナミヌマエビの飼育方法についてはこちら。
ミナミヌマエビ

タニシの飼育方法についてはこちら。
タニシ

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